こんにちは、むぎばるです
15年ほど前、遊びに行った友人のお部屋に、一冊の本がありました
それは友人が図書館から借りてきた旅行本、『地球の歩き方 デンマーク』でした
友人はデンマーク旅行を予定していたので借りてきたそうですが、
その本を指してこう言いました
「この本、見た目が好みじゃないの。本当は部屋に置きたくないの
だから買わずに図書館から借りてきたの」
「え??見た目が好みじゃないから置きたくないって、これ本じゃない。そんなの関係ある?」
「自分の部屋、空間には、気に入った物しか置きたくないの
たとえ本であっても、見た目が好みでないと嫌なの」
見渡すと確かに置いてあるものは彼女の好みの物ばかり
少しでも好みではない物は、布や紙を使って自分好みにアレンジしています
「そこまで徹底するんだ・・。」
洋服やバック、主なインテリアについては、
私も好みがはっきりしているので、気に入った物を購入していました
でも部屋に置く物すべてにおいて、そこまで考えたことがなかったので、
彼女のその考えは衝撃でした
その日から、物に対する考えが変わり、購買行動が変化し始めました
当然一気には変わらないので、それ以降も衝動買いがありましたし
金額で決めたり、結果として一度の使用で手放すなど、失敗することもありました
あれから15年
物を購入する時の基準が、『一生愛せるか』に定まりました
気が付いたら周りの物が大好きな物ばかりになり、
特別な出来事ではなくても、日常生活が幸せな気持ちで送れるようになりました
好きなものに囲まれて生活すること
私の人生において、大きな気づきを与えてくれた友人に
心から感謝しています