柳宗悦没後60年記念展「民藝の100年」に行ってきました

一生愛せるもの探し

民藝との出会い


こんにちは、むぎばるです



青い空が美しい、冬晴れの週末


東京国立近代美術館で開催されている、


柳宗悦没後60年記念展「民藝の100年」に行ってきました





「民藝」とは、柳宗悦らによって作られた新しい美の概念で、


一般の民衆が使う日常の生活道具の中に美しさを発見し、


それを通して生活や社会を豊かのものにしていこうという、


「民衆的工藝」を略した言葉です



民藝を知ったきっかけは、10年以上前に電車の中吊り広告にあった、


染色家・芹沢銈介展のポスターに始まりました



柳宗悦とも深い交流のあった、芹沢銈介の染め物のポスターに目を奪われ、


後日その広告の美術展にも足を運んだことが、「民藝」の概念に触れるきっかけでした



「生活道具の中に美しさを見出し、それを通して生活や社会を豊かにする」



芹沢銈介の作り出した美しい配色に心打たれたことが始まりでしたが、


この概念が、それからの人生に思い描くものに


強く響いたことを覚えています




民藝に出会って気がついたこと


断捨離、買い物の仕方、物に対する考え方などが変化し始めた頃、


時を同じくしてこの民藝に出会いました



それをきっかけに、生活や周りの物を見直す速度が、加速して行ったように思います



そして、自分の周りの物を良く見てみると、


大切なものほど、使わずにしまってあることに気がつきました



壊したくないとか、汚したくないとか、傷つけたくないとか


あまり深く考えていませんでしたが、


そういった理由で自然と仕舞い込んでいたように思います



でも、暮らしの中で美しさを見出すという民藝の視点に出会ったことで、


使っているからこそ、その物の良さは感じるのではないか


使っているからこそ、更なる愛着と、その物の味が増すのではないか



徐々にそんな風に考えるようになり、



しまってあった物を表に出して、積極的に使うようになって行きました

使えば使うほど、愛おしくなる



断捨離して物を少なくし、


気に入ったものは積極的に使うように生活をすると、


使えば使うほどその物の美しさに気がつき、


さらに愛おしさが増すようになりました




物に対する愛おしさが増すと、何とも言えない充実感がもたらされ、


暮らしの中で幸せを感じることができます



民藝の概念がヒントとなり、


そういった幸せを、見つけやすくなったように感じています









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